訪問鍼灸の初回で不安と罪悪感を先に潰す|施術前「安心設計」テンプレ

訪問鍼灸の現場で一番しんどいのは、
施術そのものよりも

  • 患者さんの不安
  • 家族の罪悪感
  • 期待値のズレ

ここが絡み合った状態です。

ここを放置すると、

  • クレームになる
  • 紹介が止まる
  • 継続率が下がる

という流れになります。

逆に言うと、
初回の“数分”でこれを整理できれば、ほとんど事故らなくなります。

今日は、僕が現場でずっと使っている
「施術前に安心を作る構造」をそのまま書きます。

精神論ではなく、全部“設計”です。


施術前にやるのは「説明」じゃなく「安心」

多くの施術者は、

  • 状態説明
  • 施術内容
  • 料金

を先に話します。

でも実際に必要なのはその前。

まずやるべきは

✅ 不安を言語化
✅ 罪悪感を消す
✅ 期待値を下げる

ここです。

これを飛ばすと、
どれだけ丁寧に説明しても届きません。


テンプレ① 不安の正体を先に拾う

まずはこれ。

「今いちばん心配なこと、何ですか?」

そして相手が話し出したら、

  • 転倒
  • 先の生活
  • 迷惑をかけている感覚

この辺が必ず出ます。

ここで大事なのは
すぐ解決しないこと。

一回そのまま受け取ります。


テンプレ② 先に“自分のせい”にする

不安が出たら、次はこれ。

「これ、今の時間設定が合ってない気がします。僕の設計ミスですね」

自分のせいにします。

ここで場の緊張が一気に下がります。

患者さん側の

  • 申し訳なさ
  • 罪悪感

が抜ける。

これがめちゃくちゃ重要。


テンプレ③ 期待値を意図的に下げる

次。

「初回無料で受けても、続けないとだめじゃないですからね。ここで終わりでも大丈夫です」

「施術して!ってやつじゃないです」

これを最初に言います。

ここで

  • 売り込まれる不安
  • 断れない空気

を先に消します。


テンプレ④ “今日はやらない”選択肢を出す

意外ですが、これもよく使います。

「今日は帰りますね。来週から時間変えましょう」

これで相手は一気に安心します。

“今日は何も決めなくていい”

という余白を渡す。

これがあるだけで信頼度が跳ねます。


テンプレ⑤ 生活リズムに合わせて再設計する

こちら都合ではなく、相手の生活に合わせ直します。

例えば、

  • 買い物に行く時間
  • デイサービス前後
  • 朝の方が動ける

など。

「朝9時の方がいいと思います。それならお友達と買い物も行けますよね?」

という感じ。

施術を生活に寄せます。


テンプレ⑥ “未完タスク”を残して関係を切らない

最後。

「一旦中断します。生活が落ち着いたら残っている困りごと、解決していきましょう」

ここで関係を終わらせません。

再開の理由を“未来側”に置いておく。

これ、継続率かなり変わります。


まとめ:この順番が崩れると全部ズレる

僕の現場テンプレはだいたいこの流れです。

① 不安を言語化
② 自分のせいにして場を緩める
③ 期待値を下げる
④ 今日やらない選択を出す
⑤ 生活動線に合わせ直す
⑥ 未完タスクを残す

これで

安心 → 主導権返却 → 継続可能性

が自然に作られます。

施術はその後です。


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