訪問鍼灸は「長くするより回数」/延長より頻度を優先するべき理由

訪問鍼灸の現場では、
「今日は長めにやってほしい」
という要望をいただくことがあります。

気持ちは分かりますが、
延長=効果が上がるとは限りません。

特に在宅ケアでは、
・移動
・体力
・施術の負担
といった制約があり、延長判断は迷いやすい領域です。

この記事では、
延長より「頻度」を優先すべき理由と、
現場で使える判断基準をまとめます。

■延長が効果に直結しない理由

現場でありがちな場面を挙げます。

・手技を長くすると、その場は気持ちいい
 →翌日にだるさ・痛みが出る(ドーゼオーバー)

・トレーニングでは疲労が翌日残る
 →逆に転倒リスクが上がる

・一度延長すると「今日もお願いします」が続く
 →線引きが難しくなる

このように、延長にはリスクがあり、
「良かれと思って」の判断が
長期的には逆効果になることがあります。

👉 在宅ケアでは「時間」をどう扱うかで、関係性と継続性が大きく変わります
在宅ケアで「時間」を軽く扱わない理由

■頻度を優先すると何が変わる?

延長より頻度に切り替えると👇

・分散されるため負担が軽い
・変化を細かく把握できる
・施術者も判断がぶれにくい
・コミュニケーションの機会が増える

結果として、
延長より効果と安全性の両立がしやすい。

■判断基準(YES/NOで線引きできる)

・延長で改善を期待できる根拠がある?
NO→延長しない

・移動負担を増やさず対応できる?
NO→頻度へ切り替え

・翌日の施術に影響しない?
NO→延長NG

👉 延長・頻度・変更で迷ったときは、YES/NOで判断できます
訪問鍼灸の判断基準|延長や頻度の相談で迷わない

■施術者側の感情も判断材料

●断りにくい
●頑張りたい
●必要だと思う

⬆感情を無視すると、介入判断がずれる。
自分と相手の感情を理解したうえで、
あらかじめ決めた判断基準に沿って提案する必要がある。

→そこで“仕組み”として頻度基準を決める

👉 疲労を放置すると、判断そのものがズレていきます
訪問鍼灸を続けるための身体管理|疲労で判断を誤らないために


■まとめ

この記事のポイント

①延長=効果ではない
②頻度を軸に判断する
③未来の継続性を考える


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