訪問鍼灸のヒヤリハット|「またキャンセルだろう」と思い込んだ日

①この記事で避けられること(読む理由)

この記事では、
・患者さんのいつもの傾向で予定を決めつける状況
・確認したつもりで日程がずれる流れ
・慣れや先入観が確認不足を生む場面

を避けるための判断を置いています。

②誰向けか

・訪問鍼灸をしている人
・訪問看護、介護職で在宅に関わる人
・予約や次回日程を個人で管理している人

③現場の前提

予定変更の多い患者さんの話です。

ただし、当日キャンセルではなく、
事前に予定変更の連絡が入ることが多い方でした。

理由は、
・予定がある
・娘さんが来る
・病院に行く
・友人が来る

など、さまざまです。

普段は施術後、
「次回は休ませてほしい」
「来週は休ませてほしい」
という流れになり、

見送りの際に
「次は〇日にお願いします」
と次回日程を決めることが多い方でした。

紙でもお互いに日程は確認していました。

④起きたこと

その日も、
次の施術日ではなく、
1回飛ばした日程で

「次は〇日にお願いします」

と言われました。

私はその時、
「またいつもの予定変更だな」
と思い、

「わかりました。よろしくお願いします」

と返して帰りました。

ところが、本来施術があると思っていなかった日の時間に、
患者さんから電話がかかってきました。

「待っているのですが」

その瞬間、
しまった、と思いました。

私は相手の間違いには触れず、
「すみません。僕の確認不足でした」
と伝えました。

⑤違和感(ヒヤリ)

今回のずれは、
日程表がなかったからではありません。

患者さんの傾向を知っているつもりで、
確認を浅くしたことが原因でした。

「この人はよく予定変更がある」
という認識が先に立ち、

その場で
本当にどちらの日程なのかを
詰めきらないまま終わらせていました。

加えて、予定変更が続いていたことで、
自分の中に少し雑さが出ていたことも否定できませんでした。

「また今回も同じだろう」
という先入観があり、
丁寧に確認する姿勢が少し崩れていました。

⑥減らせる判断

「いつものパターン」ほど、確認を省かないこと

慣れてくると、
相手の言葉を正確に聞くよりも、
自分の中の予想で処理しやすくなります。

しかし予定管理では、
このずれがそのままミスになります。

相手に傾向がある時ほど、
確認は浅くせず、
むしろ一段丁寧に戻す必要があります。

また、支援する側の小さな苛立ちや慣れも、
確認の精度を落とす要因になります。

感情を消そうとするより、
雑になりうる前提で確認の回数を増やす方が現実的です。

⑦今ならどうするか

今は、施術後と帰り際の2回、
次回日程を確認するようにしています。

紙で日程を共有していても、
その場で
「次はこの日で合っていますね」
と口頭でも合わせるようにしています。

思い込みで終わらせず、
最後に1回、確認を取り直す。

それだけで防げるミスでした。

まとめ

このケースで残す判断は1つです。

慣れている相手ほど、確認は雑にしない

繰り返し予定変更がある人ほど、
こちらは「また同じだろう」と処理しやすくなります。

しかし、
その思い込みが最もずれやすい。

予定管理は、
関係性ではなく確認で守るものです。

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