訪問鍼灸の料金|1回いくら?交通費はかかる?

訪問鍼灸の料金は、外から見ると分かりにくいです。
実際には、保険を使うかどうか、自費かどうか、定期的な訪問か、急な対応かで考え方が変わります。この記事では、訪問鍼灸の料金を「施術」「訪問」「交通費」に分けて、最初に何を確認すればよいかを整理します。

①訪問鍼灸の料金で避けたいこと(読む理由)

この記事では、
・訪問鍼灸の料金が分からないまま問い合わせること
・交通費込みか別かを曖昧にしたまま始めること
・保険と自費の違いが分からず、後から混乱すること

を避けるための判断を置いています。

②誰向けか

・訪問鍼灸を受けたい本人や家族
・訪問鍼灸を検討している人
・料金説明をどう整理するか迷っている施術者

③結論|訪問鍼灸の料金は「施術」と「訪問」を分けて考える

訪問鍼灸の料金は、単純に「1回いくら」とだけは言いにくいです。

理由は、
施術そのものの料金と、
家まで行くことに関わる料金や実費が、
別の話として動くからです。

保険を使う場合も、
自費で受ける場合も、
最初に確認すべきなのは

・施術そのものにいくらかかるのか
・訪問分はどう扱うのか
・交通費は別なのか込みなのか

この3つです。

料金で揉める時は、
金額そのものより、
「何が含まれていると思っていたか」がずれていることが多いです。

④保険を使う場合の料金の考え方

保険を使う訪問鍼灸は、
自由に何でも保険になるわけではありません。

制度上は、
定期的・計画的に伺う場合は 訪問施術料
急に症状が強くなって予定外で伺う場合は 施術料+往療料
という整理です。
また、訪問施術に要した交通費は患者側の負担とされています。

そのため、保険利用の料金を考える時は、
「訪問だから全部同じ」ではなく、
制度上どういう扱いになるかを先に確認した方が安全です。

特に、保険を使う場合は
施術料だけでなく、
訪問分の扱い、
交通費の扱い、
同意の条件なども関わってきます。

⑤ざっくり料金の目安

ここで気になるのが、
結局いくらくらいなのか、という点だと思います。

2024年10月以降の目安では、
同じ日に同じ建物で1人だけに定期訪問する場合、

はりだけ、またはきゅうだけ なら 3,910円
はりときゅう両方 なら 4,070円

です。

一方、急な対応として伺う場合は、
往療料だけではなく、施術料と往療料 で考えます。

施術料は、
はりだけ、またはきゅうだけ なら 1,610円
はりときゅう両方 なら 1,770円

で、これに 往療料 2,300円 が加わるイメージです。
交通費は別で考える整理です。

たとえば、定期的な訪問で、
はりときゅう両方を受ける場合、
1人だけに訪問する条件なら制度上の目安は 4,070円 です。

自己負担はこの金額の 1〜3割 になるので、
1割負担なら約407円
2割負担なら約814円
3割負担なら約1,221円

が目安になります。

ただし、実際の自己負担額は
保険の種類や負担割合、
施術内容、
どの区分で算定するかによって変わります。

⑥自費の訪問鍼灸は何で決まるか

自費の場合は、
保険のように制度で一律にそろうわけではありません。

そのため院ごとに、
・施術料
・訪問料
・交通費
・時間延長の扱い

などの決め方が違います。

ここで大事なのは、
「高いか安いか」を先に見ることではありません。

何分くらいの施術なのか。
交通費は含まれているのか。
延長した時はどうなるのか。
キャンセル時はどう扱うのか。

こうした条件が分かる方が、
実際には安心して続けやすいです。

⑦交通費はかかる?

ここは一番よく聞かれるところです。

結論だけ言うと、
交通費の扱いは最初に必ず確認した方がいい
です。

制度上は、訪問施術に要した交通費は患家負担と整理されています。

ただ、実際の料金説明では、
交通費を別で出しているところもあれば、
全体の料金の中で案内しているところもあります。

だからこそ、
初回の前に
交通費は別ですか、込みですか
をはっきりさせた方がいいです。

ここが曖昧なまま始まると、
後で小さな不満になりやすいです。

⑧料金で揉めないために最初に決めること

訪問鍼灸では、
料金そのものよりも、
最初のルール設計の方が大事です。

例えば、
・支払いは都度か月末まとめか
・交通費はどう扱うか
・領収書は毎回出すか
・キャンセル時はどうするか

こうしたことを、
始める前にそろえておく。

それだけで、
お金の話はかなり静かになります。

料金説明は、
安く見せることより、
後でずれないことの方が大事です。

まとめ

この記事で残す判断は1つです。

訪問鍼灸の料金は、「いくらか」より「何が含まれているか」を先に揃える

保険か自費か。
訪問分はどう扱うか。
交通費は別か込みか。

このあたりが見えていれば、
料金の話はかなり分かりやすくなります。

逆に、
そこが曖昧なままだと、
金額が小さくても揉めやすいです。

訪問鍼灸の料金は、
最初に整理しておくほど、
後が楽になります。


関連記事

料金と支払いルールをあわせて読む

訪問鍼灸の料金と支払いルール|トラブルを防ぐ「最初の設計」
訪問鍼灸の契約書|トラブルを防ぐ初回説明のテンプレ

訪問鍼灸の実務を続けて読む

訪問鍼灸の制度はこれだけ知れば迷わない|現場判断の7つの軸


次の一手

判断の前提を深く読みたい方へ

noteはこちら

施術・相談について知りたい方へ

かくたに針灸整骨院のホームページはこちら


制度を確認したい方へ

近畿厚生局|令和6年10月以降のはり・きゅう料金改定概要
厚生労働省|令和6年10月以降の料金表(PDF)