鍼灸整骨院・接骨院のヒヤリハット|聞いてはいけない質問

この記事は、

整骨院で働き始めた頃、
患者との会話の中で
「踏み込まなくていい質問」を
そのまま続けかけた日の話です。

避けられるのは、

・会話で距離を縮めようとすること
・沈黙を埋めるための質問
・患者の過去に無自覚に踏み込むこと

です。


現場の前提

整骨院で働き始めたばかりの頃。

自分は
20歳くらいでした。

患者との会話にも
まだ慣れていません。

それでも若かったので
患者さんはよく話しかけてくれました。

いわゆる
可愛がってもらっていた時期です。


ムードメーカーの患者さん

その院には
よく話してくれる患者さんがいました。

70歳くらいの女性で
院のムードメーカーのような人でした。

自分も
相槌を打ったり
話を広げたりして

場に馴染もうとしていました。


昔お店をやっていた

その人が
ふとこう言いました。

「昔、お店やってたの」

そこで自分は
続けて質問しました。

いつ頃ですか?
一人でやってたんですか?
どこでやってたんですか?

当時の自分は
会話を広げているつもりでした。


その時の一言

その人は
少し間を置いてこう言いました。

「人には
聞かれたくないことも
言いたくない過去もあるんやで」

怒っているわけではありません。

諭すような
優しい言い方でした。

でもその言葉は
今でも覚えています。


当時の自分

当時の自分は

沈黙を作りたくない
場に馴染みたい

そう思って
質問していました。

でも今思うと

それは

距離を縮めるための会話

でした。


今なら置く判断

この経験から
自分が置いている判断はこれです。

距離は会話で縮めない。

距離は
質問の数ではなく

時間で決まります。


関連記事

技術じゃない理由で、ヒヤッとした瞬間──線を引かなかった指導

技術じゃない理由で、ヒヤッとした瞬間──助けたくなる構造

技術じゃない理由で、ヒヤッとした瞬間──配慮したつもりだった日