訪問鍼灸のレセプトは手書きでいいか|レセコンを入れるタイミング
この記事で避けられること
この記事では、
- 訪問鍼灸を始める前に、レセコンまで入れないといけないと思い込むこと
- 件数が少ない段階で、費用と運用だけ先に増やしてしまうこと
- 手書きのレセプトで覚えた方がいい保険請求の流れを、最初から機械任せにしてしまうこと
を避けるための整理を置いています。
訪問鍼灸を始める時に大事なのは、最初から全部をきれいに整えることではありません。
今の件数と今の段階に合った形で回すことです。
レセプト・カルテ・同意書の全体像を先に整理したい方は、以下の記事も参考にしてください。
目次
誰向けか
- これから訪問鍼灸を始めたい人
- レセコンを最初から入れるべきか迷っている人
- 手書きのレセプトでどこまで回せるのか知りたい人
- 費用と実務のバランスを見ながら始めたい人
訪問鍼灸を始める流れ全体を先に見たい方は、以下の記事も参考にしてください。
結論|最初のうちは手書きのレセプトで十分なことが多い
先に結論を言うと、最初のうちは、手書きのレセプトで十分なことが多いです。
理由はシンプルで、
- 最初は1人か、数人の患者さんから始まることが多い
- その件数でレセコンを入れると、費用が先に増える
- 保険請求の流れを自分の手で覚える前に、操作だけ増えやすい
からです。
最初からレセコンを入れることが悪いわけではありません。
ただ、件数が少ない段階では、まず保険請求の流れを理解することの方が優先です。
受領委任の考え方を整理したい方は、以下の記事も参考にしてください。
手書きで始めるメリット
手書きで始めるメリットは、単にお金がかからないことだけではありません。
1つ目は、保険請求の流れを自分で追いやすいことです。
何を書いて、何が必要で、どこで詰まりやすいのかを、手を動かしながら覚えやすいです。
2つ目は、件数が少ない段階に合っていることです。
最初から何十人も抱えるなら別ですが、最初のうちは1人か数人から始まることも多いです。
その段階なら、手書きのレセプトでも十分回ることがあります。
3つ目は、余計な固定費を増やしにくいことです。
件数が少ないうちから費用だけ先に増やすと、数字のわりに負担が増えます。
最初からレセコンを入れると何が起きやすいか
最初からレセコンを入れると、便利な面はあります。
ただ、件数が少ない段階では、次のことが起きやすいです。
- 費用が先に増える
- 使い方を覚える手間が増える
- 保険請求の流れそのものより、操作の方に意識が向きやすい
つまり、実務を整理したい時期なのに、システムを使うことが先に来やすいです。
これは、悪いというより順番の問題です。
最初の段階では、保険請求の流れを理解することが先でいいことが多いです。
手書きで回すのはどのくらいまでか
ここは、何枚までと一律に決めるより、負担感で見る方が自然です。
件数が少なくても、
- レセプト作成に数日かかるようになってきた
- 毎月レセの時期がかなり嫌になる
- 凡ミスや返戻が増えてきた
このあたりが出てきたら、レセコンを考えるタイミングです。
つまり、「何枚までなら手書き」より、手書きで保険請求を回すことが、実務の流れを崩し始めたかで見た方がいいです。
レセコンを入れる時は入金のタイミングも見たい
レセコンを入れる時は、入金のタイミングも見ておいた方がいいです。
手書きのレセプトなら、比較的早く入金まで進むことがあります。
一方で、レセコンは会社やプランによって、入金まで数か月から半年ほどかかることもあります。
そうなると、便利さはある一方で、手数料を払いながら、入金までの資金を先に寝かせる形になることがあります。
見方を変えると、レセコン会社にお金を預けているような状態です。
もちろん、レセコンには、
- 入力や管理がしやすい
- レセプト作成の手間を減らせる
- 件数が増えた時に保険請求を回しやすくなる
というメリットもあります。
ただ、件数が少ないうちから入れる時は、便利さだけでなく、入金までの時間差と手数料も含めて考えた方がいいです。
レセコンを入れた方がよくなるタイミング
では、どのタイミングでレセコンを考えるのか。
目安になるのはこのあたりです。
- 件数が増えてきた
- 手書きのレセプトだと時間が取られすぎる
- 保険請求の流れ自体は理解できている
- 運用を少しでも軽くしたい
この状態になってきたら、レセコンを入れる意味が出てきます。
つまり、最初から入れるものというより、手書きで保険請求の流れを覚えたあとに、効率化のために入れるものと見た方が自然です。
レセコンを入れる時に見たいこと
レセコンを入れる時は、ただ「便利そう」だけで決めない方がいいです。
見ておきたいのは、
- 今の件数に合っているか
- 費用に見合うか
- 自分の運用に合うか
- 保険請求の流れを理解したうえで使えるか
このあたりです。
流れが分からないまま入れると、便利になる前に、使い方で止まりやすいです。
逆に、保険請求の流れが頭に入ってから使うと、かなり助かることもあります。
最初の段階で大事なのは、整えることより覚えること
訪問鍼灸を始めたばかりの時期は、やることが多いです。
- 届出
- 同意書
- カルテ
- 営業先
- 必要なもの
- 保険請求の流れ
この状態で、最初から全部をシステムで整えようとすると、かえって手が止まりやすいです。
最初は、きれいに整えることより、保険請求とレセプト作成の流れを自分で覚えることの方が大事です。
届出や受領委任の流れは、以下の記事でも整理しています。
訪問鍼灸を始める時に最初にやること|届出・受領委任・開業届の流れ
まとめ
最初のうちは、手書きのレセプトで十分なことが多いです。
理由は、
- 件数がまだ少ないことが多い
- その段階でレセコンを入れると費用が先に増える
- 保険請求の流れを自分で理解する方が先だから
です。
また、レセコンは便利ですが、会社やプランによっては入金までの時間が長くなることもあります。
そのため、便利さだけでなく、入金までの時間差と手数料も見ておいた方がいいです。
レセコンは、最初から必須とは言い切れません。
件数が増えてきて、手書きのレセプトだと時間が取られすぎる。
負担感がはっきり出てきた。
そういう時に考える方が自然です。
最初に大事なのは、システムを持つことより、保険請求の流れを自分で理解することです。
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