訪問鍼灸のヒヤリハット|施術の後に、持ち物の確認が抜けた日

訪問鍼灸では、施術中の安全には意識が向きやすい一方で、施術後の持ち物確認が抜けることがあります。今回の置き忘れは綿花ケースで済みましたが、もし使用済み鍼や火気に関わる物だった場合、安全面でも信用面でも大きな問題になります。この記事では、施術後の撤収確認を仕組みにする必要があったヒヤリハットを整理します。

この記事で避けられること(読む理由)

この記事では、
・訪問先に物を置き忘れる状況
・施術中の安全には注意していても、撤収時の確認が抜ける流れ
・持参物の管理不足が信用低下につながる場面

を避けるための判断を置いています。

誰向けか

・訪問鍼灸をしている人
・訪問看護、介護職で持参物の出し入れが多い人
・個人で訪問現場を回っている人

現場の前提

訪問鍼灸では、毎回多くの物を持って現場に入ります。

例えば、
・鍼
・使用済み鍼を収納する物
・灸
・灰皿
・パルス
・ライター
・電子温灸器
・綿花
・手指消毒スプレー

などです。

しかも、それらを毎回すべて使うわけではありません。
患者さんの状態や施術内容によって、出す物も使う物も変わります。

そのため、
何を持って入り、何を出し、何を持ち帰るかが曖昧になりやすい現場です。

起きたこと

その日も施術を終えて帰宅した後、
患者さんから電話がかかってきました。

「先生、忘れ物があります」

忘れていたのは、
綿花を入れているケースでした。

電話をもらえたことで大事には至りませんでしたが、
その時に、ただの忘れ物では済まない可能性を考えました。

もしこれが、
使用済み鍼を入れる物だったらどうだったか。

もし火気に関わる物だったらどうだったか。

置き忘れた物そのものより、
持参物の管理が曖昧だったことの方が問題だと感じました。

違和感(ヒヤリ)

訪問では、
鍼を何本使ったか、
灸で火傷を作らないか、
患者さんが急に動かないか、

こういった施術中の注意には意識が向きやすいです。

一方で、
終わった後に何を回収したか、
何が床やベッド周囲に残っていないか、
そこまで意識が残りにくいことがあります。

今回は綿花ケースで済みました。
しかし、忘れ物は内容によっては安全の問題になり、
内容によってはそのまま信用の問題にもなります。

減らせる判断

持ち物は「使ったかどうか」ではなく、「持ち込んだかどうか」で管理すること

訪問では、
その都度必要な物を少しずつ出すやり方だと、
何を出して、何を片づけて、何が残っているかが曖昧になりやすくなります。

特に持参物が多い仕事では、
施術の安全確認だけでなく、
撤収の確認も同じくらい重要です。

忘れ物は、
物を置いてきたという事実だけでなく、
管理の甘さとして受け取られることがあります。

今ならどうするか

今は、どの家庭でも
リュックから必要物品を一度すべて出して、
最後に全部戻す形にしています。

少しずつ出し入れするより、
最初に全体を見える状態にした方が、
何を持ち込み、何を持ち帰るかが明確になります。

施術が終わった後は、
その場を見回して終わるのではなく、
物品単位で確認してから帰るようにしています。

まとめ

このケースで残す判断は1つです。

訪問の安全は、施術中だけでなく、帰る直前まで含めて管理する

注意が向きやすいのは、
鍼、灸、患者さんの動きです。

しかし実際には、
撤収時の確認不足も事故や信用低下につながります。

持参物が多い仕事ほど、
片づけ方まで仕組みにしておく必要があります。

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