訪問鍼灸のヒヤリハット|施術の後に、持ち物の確認が抜けた日

①この記事で避けられること(読む理由)

この記事では、
・訪問先に物を置き忘れる状況
・施術中の安全には注意していても、撤収時の確認が抜ける流れ
・持参物の管理不足が信用低下につながる場面

を避けるための判断を置いています。

②誰向けか

・訪問鍼灸をしている人
・訪問看護、介護職で持参物の出し入れが多い人
・個人で訪問現場を回っている人

③現場の前提

訪問鍼灸では、毎回多くの物を持って現場に入ります。

例えば、
・鍼
・使用済み鍼を収納する物
・灸
・灰皿
・パルス
・ライター
・電子温灸器
・綿花
・手指消毒スプレー

などです。

しかも、それらを毎回すべて使うわけではありません。
患者さんの状態や施術内容によって、出す物も使う物も変わります。

そのため、
何を持って入り、何を出し、何を持ち帰るかが曖昧になりやすい現場です。

④起きたこと

その日も施術を終えて帰宅した後、
患者さんから電話がかかってきました。

「先生、忘れ物があります」

忘れていたのは、
綿花を入れているケースでした。

電話をもらえたことで大事には至りませんでしたが、
その時に、ただの忘れ物では済まない可能性を考えました。

もしこれが、
使用済み鍼を入れる物だったらどうだったか。

もし火気に関わる物だったらどうだったか。

置き忘れた物そのものより、
持参物の管理が曖昧だったことの方が問題だと感じました。

⑤違和感(ヒヤリ)

訪問では、
鍼を何本使ったか、
灸で火傷を作らないか、
患者さんが急に動かないか、

こういった施術中の注意には意識が向きやすいです。

一方で、
終わった後に何を回収したか、
何が床やベッド周囲に残っていないか、
そこまで意識が残りにくいことがあります。

今回は綿花ケースで済みました。
しかし、忘れ物は内容によっては安全の問題になり、
内容によってはそのまま信用の問題にもなります。

⑥減らせる判断

持ち物は「使ったかどうか」ではなく、「持ち込んだかどうか」で管理すること

訪問では、
その都度必要な物を少しずつ出すやり方だと、
何を出して、何を片づけて、何が残っているかが曖昧になりやすくなります。

特に持参物が多い仕事では、
施術の安全確認だけでなく、
撤収の確認も同じくらい重要です。

忘れ物は、
物を置いてきたという事実だけでなく、
管理の甘さとして受け取られることがあります。

⑦今ならどうするか

今は、どの家庭でも
リュックから必要物品を一度すべて出して、
最後に全部戻す形にしています。

少しずつ出し入れするより、
最初に全体を見える状態にした方が、
何を持ち込み、何を持ち帰るかが明確になります。

施術が終わった後は、
その場を見回して終わるのではなく、
物品単位で確認してから帰るようにしています。

まとめ

このケースで残す判断は1つです。

訪問の安全は、施術中だけでなく、帰る直前まで含めて管理する

注意が向きやすいのは、
鍼、灸、患者さんの動きです。

しかし実際には、
撤収時の確認不足も事故や信用低下につながります。

持参物が多い仕事ほど、
片づけ方まで仕組みにしておく必要があります。

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